VisualStudio CommunityでPython + djangoに入門する【第1回】セットアップ

最終更新日:2023‐02-24

python+djangoに入門するあたって、「開発環境は何に使おう?」ってことになると思うのですが、私はVisualStudio Communityを選択しました。VisualStudio Communityは、無料で使える統合開発環境で、コード補完も強力なのでおすすめです。Pythonとdjangoにも対応しています。

VisualStudio Communityに関連した入門レベルの情報が少なかったので記事にしました。
参考になれば幸いです。

django3.0公式マニュアル

まずは、公式マニュアル(日本語)の場所をおさえておきます。チュートリアルもあってとても良くできていると思います。

https://docs.djangoproject.com/ja/3.0/

環境

Pythonは、予め上記のWindows installerを使ってインストールしておきます。
また、VisualStudio Community2019もダウンロードしてインストールしておいてください。インストール時は以下の画像のようにDjangoで検索すると必要なコンポーネントを選択してインストールできます。

djangoはのちほどVisualStudioを使用してセットアップします。

注意:VisualStudio Community2019を最新版に更新しないと「このプロジェクトはPython2.x以下で使用できません」のようなエラーがでてビルドが成功しませんのでご注意ください。

VisualStudio Community2019で新規プロジェクトを作成

新規プロジェクトの作成で「Django Web プロジェクト」を選択して「次へ」をクリック

あとはとりあえずデフォルトのままで作成します。

requirement.txtで環境設定

requirement.txtは、開発に必要なライブラリ等を記載した内容です。以下の画面のように通知が表示されたら、仮想環境を作成をクリックします。初期状態ですとdjango2.2がセットアップされます。

動作確認する

実行して動作確認します。VisualStudioの画面上部にある緑の三角ボタンで実行できます。

Webページが表示されました!

django3.2.10にアップグレードする

ひととおり環境が整ったので、次にdjangoを3.2.10にアップグレードします。
requirement.txtを以下のように書き換えます。(新しいものを使うとワクワクしますね。)

django==3.2.10

書き換え終わったら、ソリューションエクスプローラーから「env」を右クリックして「requirement.txtからインストール」をクリックします。

※2021年1月31日追記
「env」ではなく「Python 3.9(64-bit)(グローバル デフォルト)」と表示されている場合もあるようです。

更新処理が実行され、完了すると「env」配下の表記が「3.2.10」に変わります。これでバージョンアップは成功です。

django3.2.10で実行するとエラー

django3.2.10にバージョンアップ直後に実行すると、エラーになります。エラーの原因はプログラムがdjango3以降の書き方に対応されていないためです。下記の記事を参考にエラーになる部分を書き換えてください。

詳しくはこちらの記事に記載しましたので、ご覧ください

無事に表示されましたでしょうか。
長くなりましたので、今日はここで終わりにします。

第2回はこちらです。

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